【ゆるりとおやつトーク】女性らしさ、男性らしさは、生涯育てられる(林ゆき枝)

女性らしさ、男性らしさは、生涯育てられる

〜脳で作られるニューステロイドの力〜



 前回のコラムでは「更年期」の言葉の由来、特にヨーロッパでの考え方をご紹介しました。時代に関係なく、国に関係なく、誰しも歳を重ねる。歳を重ねることは時をかさねること、当然、心と身体は変化する。その変化に対して「もう若くない」と足をすくめ、人生のはしごを登ることを戸惑うか。深呼吸しながら自信のないところにはしごの横棒を増やして、その先も「人生のはしご」をしっかり踏みしめ登っていくか。

 みなさんはどちらを選びたいですか? 私は、後者を選びたい。むしろどうせならば、自分に似合った洋服を見つけるように、私に似合う必要なはしごの横棒を探したい。今までの人生を振り返り、買ってしまったけど着ていないものや、これって本当に欲しかったものだったかなと、心をめぐらせ過去の自分を振り返る、それが教訓となりこれからの自分にふさわしいものに気づく。

 そんな感じが「私の更年期シーズン」と思うようにしています。


 「更年期」は男女ともに訪れます。学生時代の授業では「その時期その症状は個人差がある。加齢に伴う性ホルモンの減少、ホルモンバランス変化が引き金となって、様々な不定愁訴が始まる時期。ホルモンバランスがあらたに落ち着くと、症状消失、軽減することが多い。」と、私は学びました。男性ホルモンは精巣。女性ホルモンは卵巣。副腎皮質ホルモンは副腎皮質で作られる。たしかに哺乳類の生殖活動には生殖至適年齢があり、至適時期を過ぎるとこれら生殖器からのホルモン分泌は減少する。しかしじつは、これらステロイドホルモンが脳の記憶中枢でも作られることがこの数年で明らかになりました。これを知った時の私の心は踊りました!

 その鍵をもつのが、脳における「海馬(かいば)」という場所。海馬は人や哺乳類などの脳にあって、記憶学習を司る中心的な器官と考えられています。脳内でのステロイドホルモンの合成が見つかったのはこの海馬においてです。

 更年期の不定愁訴は、できたら少ないに越したことはない。脳内で産生されたホルモンが作用して不定愁訴が緩和されたら幸いです。また、女性ホルモンを補充すると脳神経に作用してアルツハイマー型痴呆が改善するなどの臨床報告もよく聞きます。今後脳内ステロイドホルモンが記憶の解明や痴呆の治療、記憶学習能力の改善などにつながることが期待されそうですね。

 ではでは、どうしたら産生を増やせるのか!?

 これまた朗報です。

 運動すると男女ともに海馬での男性ホルモン産生が向上するそうです!!この研究はラットでの報告ですが1日30分ランニング2週間継続したら男性ホルモンが向上し海馬での神経産生に役立つことが明らかであったそう。

 ホルモン補充療法も明確な治療法だけど、自分で補充できるなら身体に優しいし、本来だよね。

嬉しいヒント、ランニング習慣のある私はこれでまた、ランニングする意味が増えました〜!美味しいふりかけ見っけ。

 

 女性らしさ、男性らしさは何歳までも、自身で育てられます。

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