【ゆるりとおやつトーク】エイジングと女性らしさ、男性らしさ(林ゆき枝)

エイジングと女性らしさ、男性らしさ

 〜更なる自分へのステージ、更年期。〜


 女性であっても男性であっても、誰しも「更年期」は訪れます。この「更年期」という言葉の力。どう感じますか?

 なんともいえない響きを放っているなぁ〜と、学生時代から私は感じていました。学問的に更年期の理由は「その時期その症状は個人差があります。加齢に伴う性ホルモンの減少、ホルモンバランスの変化が引き金となって、様々な不定愁訴が始まる時期。ホルモンバランスがあらたに落ち着くと、症状消失、軽減することが多い。」と理解。生き物として、性あるがゆえ、当たり前の過程だから仕方ない。にしても、もう若くないですよ〜みたいな寂しい響き。

 さて、いよいよ自分がその年齢になってきた。なおさらこの寂しい感を実感するこの頃は否めない。なにか悪いことしたわけでもないのに、どこかしら負い目引け目すら感じる「更年期」ということば…。

 実は2年ほど前、ふとした場面で「これは不整脈?」と気づいた。知人の循環器専門医に精査していただいた。原因を知れたら対処して、不整脈であるのなら治したい。「先生、理由はなんでしょう?」「林さん、いろいろ検査しましたが、明確な器質的問題点はなかったです!良かったですね!!きっと、女性ホルモンの変動、つまり、林さんの年齢くらいにはそろそろ女性ホルモンが減少してきて、いろいろな体調変化に現れやすいので、それではないでしょうか! 特に治療は必要ありませんね。付き合っていきましょう!」

 良かった!…いや、ちょっと待って。待てよ…「更年期」到来?!治せない、付き合う?更年期を自分事として自覚した瞬間でした。

 正直、肩を落としました〜。ならばしっかりと理解して、いっそのこと、潔く受けとめようじゃない!その気持ちに押され、情報を集めました。

 

 そもそも「更年期」という言葉の意味は?「夜更け」という言葉があるけど、では、年が更けるステージ?更けた年のステージってこと?「老ける」と「更ける」が頭で重なる。昨今は男性更年期の話題も増えてきたが、まだまだ女性に特有な印象。克服アドバイスは女性誌でもよく取り上げられる、

 語源を調べてみたら、へえ〜面白い! 直球が多い医学用語とは異なり、意外に素敵でした。

 「更年期という言葉は明治以前には使用された形跡はない。明治以降西洋医学の輸入、翻訳に際し造られたと言われる。語源としては英語の’climacteric’とドイツ語の’Wechseljahre’が有力。これらの単語は、転換期、危機、厄年を意味する。その語源はギリシャ語で「はしごの横木」を意味するklimacterという言葉に由来。つまり人生の重大な時期の意味を表す。…」

 

ふむふむ、なぜ、はしごの横木?それをなぜ更年と訳したのかしら。ここからは私見です。

 縦木に横木を組ませることで、丈夫さと新しい機能が備わった「はしご」。高い木の上の実を安定して取りに行けるようになった、木の上に住むことも出来るようになった。人間が考えた文明。それを人生の重大な時期として表した。言葉を作った先人のメッセージを空想すると、人生の歩みを「はしご、階段」に例えたのだろうか。人生を歩むことははしご、階段を登っていくようなもの。登る時は元気よく登れる。けれど、降りる時は登り以上に注意が必要になる。日々の場面でも共感する。階段を降りる時は、視覚、足の感覚を集中させて慎重に一歩一歩確認する。降り立った時はホッとひと安心。ときに降りながら思うのは、登りで踏んできたはしごの横木はしっかり組んであったか、ちょっと疲れたから降りる時は片脚ずつ一段ずつにしようか、ゆるかったあの横木は、降りる前に締め直してみようか。などと見直す。

 「更年とは、年をさらニ、あらたメル、ふケル」と記されている書物もありました。どうやらこのシーズンに近づいた、私なりの解釈。「今まで抱いていたここで今までは終わり!ここから変わりますよ!」ではなく、「これまでの生活習慣を見直し、この先の老後を元気に過ごすための与えられた準備期間が更年期。更に前進するための見直し。マラソンに例えるなら、42.195kmの最後10kmは、そこまで走ってきたからこそ迎える10km。初めて味わう心と体の状態である。スタート前に用意周到準備はしきれない。笑顔、元気なラストスパートの「元気10km」でゴールするか、いっぱいいっぱいだあ〜と「へとへと10km」でゴールするか。

 これまでの自分を知り、この先ラスト10kmを笑顔に。そのために肩の力を抜いてふぅ〜と深呼吸。イメージをゆっくり組み立てる期間なのかもしれない。

 「更年期」は、ここまで歩いてきた自分だからこそ、更なる自分を左右する準備期間と考えよう。

 

 ずいぶんと気持ちが元気スイッチになれた。そんな矢先に、先日「ホルモンと健康長寿」の勉強会にたまたま出席出来ました。「閉経しても性ホルモンは作られる、そのためにはいくつかの習慣とポイントがある…」

嬉しいヒント、いくつかの美味しいふりかけを頂きました。次回にお知らせしますね、お楽しみに!

 さあ、女性らしさへのふりかけ、炒り始めましょうか。


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